ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 675(母性喪失と犯罪)

フロイトが「寄る辺なき存在」といったように、赤ちゃんは母の愛情と世話がなければ生きていけません。

 

オッパイを飲ませてもらったり、おむつを換えてもらったり、抱っこされたり、

 

一緒に遊んだりと母の世話が全身に及び、安心と安全の中で守られます。

 

この母による養育・世話を受けることが当然のことと、精神分析は考えます。

 

この当然受けるべき母性的世話を受けられなかった人を『母性喪失者』といいます。

 

 

ここから様々な障害が起きます。

 

その一つが非行、犯罪者などの反社会的行動です。

 

 

本来受けるべき母の世話が受けらないと、それを何者かに奪われた、

 

剥ぎ取られたと思います。

 

すると後に奪われたものを取り返したい、奪い返さなければならないと思います。

 

 

それは子どもがお母さんの財布からお金を黙って抜くとか、

 

お店からお金を払わないで商品を取ってきてしまうことから始まります。

 

子どもは、本来自分にあるべきものが奪われた、それを取り返しただけで

 

何が悪いと思うので、罪意識はありません。

 

盗んだのではない、取り返したのだという無意識からの行動であり、

 

外(親)に対するサインです。

 

 

このサインと意味を知らないと親はただ怒ってしまいます。

 

または財布を隠したりするのですが、これでは解決になりません。

 

ほとんどこのサインの意味が見逃されて、注意されるか怒られることで

 

終わってしまうのが現状です。

 

 

本来の意味が理解されないままいくと、万引き、窃盗、恐喝、強盗、

 

果ては人を殺してでも奪い取る強盗殺人にまで至ります。

 

 

犯罪に至った本人も自分の行動を説明することは難しいと思います。

 

無意識から突き上げて来る訳のわからない衝動に突き動かされた、としか言いようがないでしょう。

 

精神分析は本人にもわからない心の構造(無意識)を、分析し言葉で伝え本人に戻します。

 

自分に対する知を得て、犯罪が繰り返されることがなくなります。

 

 

子どもの場合は、本来あるべき母性的世話をすれば、

 

遅ればせながらも得ることになるので、取り返し奪い返す必要がなくなります。

 

それには『オールOK』を敏速かつ的確に継続・一貫して行うことです。

 

 

母性喪失による障害として、他には愛情欠損性格という性格の偏りがあります。

 

これはまた改めて書きます。

 

 

            - インテグレーター養成講座1(自我論、母性)- より

 

 

 

            インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

 

 

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