ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 677(母の顔色をみる子ども)

母自身が、その母(生母)との関係で愛と憎しみの葛藤を解消出来ずに子どもを育てます。

 

自分の言うこときいて、欲求・欲望に応えてくれた母には愛を感じます。

 

そして心の中に、この良い母のイメージに対して、良い自分のイメージが出来ます。

 

反対に自分を怒り、無視し、欲求・欲望を否定し拒絶した母には憎しみを感じます。

 

この悪いイメージに対しては、悪い自己イメージが出来ます。

 

 

子どものこの愛と憎しみは、時が経っても消えずに心の中(無意識)に残り続け、

 

自分に対する良い自分と悪い自分のイメージがせめぎ合っています。

 

この母への相反する愛と憎しみの葛藤が、最も刺激され頭をもたげてくるのが

 

育児・子育ての時です。

 

 

葛藤があるためにコントロールがきかず、子育ての場面で子どもに対して

 

良い母と悪い母がでてきてしまいます。

 

子どもへの対応が一貫しないということです。

 

気持ちよく子どもの要求をきいて応える時と、

 

子どもを怒ったり、否定したり、無視したりする時があります。

 

また子どもが同じことをしても、ある時は承認しますが

 

また違う時は承認しないで否定・拒否することもあります。

 

 

その時の母の気分次第で、子どもに対応する母の良い自我・悪い自我がでます。

 

子どもにすれば、たまったものではありません。

 

母の機嫌の良い悪いは、子どもにはどうしようもなく、

 

母の機嫌が良いことを願い、機嫌を損ねないように子どもが気を遣います。

 

そしてこういう子は「お母さん怒ってる?」「怒ってない?」と

 

母の顔を覗き込みます。

 

 

子どもからこの言葉が出た時は、要注意です。

 

お母さんが無意識の葛藤から、子どもに一貫しない不適切な対応をしている、

 

それに振り回される子どもからのサインです。

 

 

更に子どもは母の機嫌で変わる良い母と悪い母が出ることに、

 

何とか法則を見つけようとします。

 

アンテナをはり、気を使い、母の機嫌という見つかるはずのない法則を見つけようとするため

 

子どもの心的エネルギーは浪費され、疲弊し、やがて病んでいきます。

 

親や周りは子どもが勝手にそうなったと思うのですが、

 

長い年月をかけてそうなるしかなかったのです。

 

親にも因果関係がもうわからなくなっています。

 

 

それを紐解いて、子どもの健康な精神を取り戻し育てることを

 

精神分析の理論を使ってしていきます。

 

 

 

           - インテグレーター養成講座1(自我論、母性)- より

 

 

 

                   

                 インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

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