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ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 678(神経症:子どもを自分の思い通りに動かしたい)

 

他者を利用し操作し、自分の思い通りに動かそうとする。

 

これが神経症の特徴(定義)です。

 

 

他者を自分の思い通りに動かし操るとは、他者を一人の人間とみていません。

 

発達論でいえば、母が全体対象に至らず、部分対象に留まっている段階です。

 

 

赤ちゃんは初め、母の全体を認識していません。

 

母=オッパイ、という部分としての存在でしかないのです。

 

そのオッパイという部分でしかない母という対象を、『 部分対象 』といいます。

 

母に適切に世話され、赤ちゃんの心が成長していくと、

 

いつも笑顔で対応し、自分の欲求を満たして快を与えてくれる、

 

母という存在が居ることに気付いていきます。

 

 

部分対象から全体対象に至らなければ精神の発達はそれ以上成長せず、

 

母だけでなく、全ての他者を部分対象としか見られません。

 

そのために部分的に利用します。

 

 

また人を部分的な存在としてしか見らえないということは、

 

その人にとって対象は人ではなく、物ということです。

 

子どもを含め、他者が物であるために、子どもの意志・意見など関係なく、

 

一方的に命令指示し、「~しなさい」と言います。

 

 

人を人として認めた場合は、互いを尊重するため、

 

「あなたはどうしたいの?」、「何が欲しい?」と相手の意見を聞きます。

 

協調(譲り合って調和をはかる)し、

 

同意(そうだねと相手の意見に賛成する)し、

 

合意点(意見の一致するところ)をみつけます。

 

こういう会話、関係を作ります。

 

 

こうして子ども(他者)を尊重しないということは、

 

人間でない物にしてしまっています。

 

子ども(他者)を自分の利益のために操り、

 

自分の想いを遂げるために操作し。利用する。

 

これをすると、子ども(人)の心は病みます。

 

 

子どもを尊重せず自分の思うように動かしたい親にかかれば、

 

子どもが小さければ小さいほど、抵抗できず親の思いのままになります。

 

それは子どもの主体性が奪われて、親のために動く自我しか許されないためです。

 

親は子どもに神経症的対応を無意識にしてしまっていて、自覚はほぼありません。

 

 

振り返れば、神経症的家族の中で育った私は病んでいました。

 

精神分析によってそこから脱出できるとわかり、脱出しようと決め、

 

その道を歩んできました。

 

 

親は自分の無意識に気付き、子どもを人として尊重することです。

 

 

            - インテグレーター養成講座1(自我論、母性)- より

          

               インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

 

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

 

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン