ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 683(自己愛:無力感の防衛のための権力と支配)

 

自己愛には健康な自己愛と病的な自己愛があります。

 

自己愛とは自分が自分を愛する(セルフラブ)ということです。

 

ここでは病的自己愛者を“ 自己愛者 ”といいます。

 

 

自己愛者は、他者を自律した自分とは違う一個人という認識に欠けます。

 

他者を自分が見たいように見て、他者を操作し自分の思うように操ろうとします。

 

コントロールされた他者は、自己愛者にとって思いのままの存在です。

 

 

自己愛者は最初の母との一体感での自己愛が傷ついているために、無力感持っています。

 

母が子どもの思い通りに動かず、子どもは母を操れる万能感を持てなかった。

 

このために、この人は後に他者を操ろうとします。

 

 

他者を操るためには、社会的地位や肩書など権力が必要です。

 

家庭内では、「親の言うことをききなさい」、「子どもは親の言うことをきくものだ」

 

と親の権力を振りかざす言動に表われます。

 

こうして権力志向が強く、

 

権力は自分の無力感や従属・屈辱感の防衛のために使われます。

 

他者を思うまま自由に操ることで、自分の無力感や屈辱感を味わわずにすみます。

 

 

他者を操れている限り、自分の無力感を感じずにすむために、

 

無力感が強いほど他者を支配し従属させ、操ることになります。

 

 

これが親子の間で行われれば、まだ自活出来ず生活のほとんどを

 

親に頼らなければならない子どもは、親の言うことをきくしかありません。

 

 

いつも不機嫌で、威嚇的で、言葉で説明し説得することなく、暴力的な親に、

 

子どもはただ怯えるだけです。

 

それは結局、親の無力感から出た言動であっても、子ども時代に負った傷は、

 

その後の人生に大きな影を落とし影響します。

 

その傷を負った者が親となって、また自分の子どもに同じ傷を負わせることになります。

 

この世代連鎖は止めたいものです。

 

 

そのためには、自分の無意識を知らなければ、無意識を繰り返していることにも気づきません。

 

無意識に気づいて、知れば、書き換え訂正することもできます。

 

そうすれば、世代連鎖を止めることも出来ます。

 

 

意識上、子どもの仕合せを願っていても、結果、不幸にしてしまっていることがあります。

 

それを教えてくれたのが精神分析でした。

 

 

 

  - インテグレーター養成講座1 自己愛論3《自己愛パーソナリティー》 より

 

 

 

                  インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

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