ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 685(投影1:自分の嫌っているものが他者の中に見える)

防衛法の中に『投影』というものがあります。

 

 

自分は努力家だと思っているとします。

 

自分が意識している『努力家の私』からすれば、他者の中に見出した『怠惰』は

 

受け入れがたく、「嫌だな」、「嫌いだ」と感じます。

 

自分中にもサボったり、怠けたり、いい加減な怠惰な自分もいました。

 

しかし、この怠惰な自分を貶されたり、否定されたり、周り(親)の反応から怠惰は悪しきものと意味づけられます。

 

 

人間いつも頑張って努力ばかりしてはいられません。

 

時にはダラダラと過ごしたり、ゴロゴロ寝そべっていたりしてリラックスすることも必要です。

 

その様子を見た親が、「何をダラダラしている、もっと勉強しなさい」とか、

 

「人間努力することが大事だ」と常に言われると、

 

いつも何かに打ち込む努力家の自分だけしか認められないので、

 

努力家であることだけが良いことになります。

 

 

そうすると、怠惰な自分は意識したくなく、嫌うことになり、

 

自分の意識から切り離し(分割)、無意識に抑圧して自分にはないことにしておきます。

 

こうしておけば努力家の自分しか意識されずに、心は安定し安心していられます。

 

 

ところが怠けている怠惰な人を見ました。

 

その瞬間、自分の背後(無意識)に隠していた怠惰な自分が、

 

他者という鏡に映り嫌悪感がします。

 

他者の中に自分が嫌っている怠惰な自分が見えて、見たくないと遠ざけ排除します。

 

 

このように自分が善しとし、意識しているものとは反対のものが他者に投影され、

 

嫌いとなります。

 

他者を見て不快・嫌悪を感じたら、それこそ無意識に追いやったもう一人の自分です。

 

 

他者を見て、嫌い、気になる、引っかかると感じた時は、

 

それこそ自分のコンプレックスですから、他者の何にそう感じたかを自分で考えれば、

 

自分のコンプレックス・無意識に気付けるかもしれません。

 

気付いて受け入れれば、嫌いと感じることがなくなっていきます。

 

 

 

        - インテグレーター養成講座1 自己防衛5《防衛行動》 より

 

 

           インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

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