ラカン精神科学研究所(埼玉県鴻巣市)

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法です。その他ご相談もお受けします。 埼玉県鴻巣市にセラピールームがあります。 遠方の方には出張セラピー、スカイプ・電話によるセラピーも行っています。 詳しくは下記ホームページを参照し、お問い合わせください。 ラカン精神科学研究所ホームページ http://lacan-msl.com/  

分析家の独り言 690(投影5:嫌な自分を受け入れる勇気)

 

無意識にあった不真面目な自分に気付いても、それを受け入れることは簡単ではありません。

 

分析家の独り言 689(投影4:気付くと受け入れる=同一化の違い)http://lacan-msl.com/diary3/2015/08/-6894.html

 

 

不真面目な自分に気付いて、

 

真面目だけではなく「不真面目な自分もOK、いいじゃないないか」と、

 

新しい自分に組み込み書き換えていきます。

 

 

初めのうちは、「不真面目な自分もOK」と書き換えたのですが、

 

ダメな自分になったような気がして、とても不快に感じます。

 

不快感に耐える力が必要です。

 

この不快感を感じつつそのままにしていると、不快感が消えていきます。

 

この間、わずかな時間なのに長く感じますが、耐えているとフッと楽になります。

 

そうするともう不真面目な自分をみても不快を感じなくなります。

 

 

不真面目な自分を受け入れたとき、真面目な自分が壊れます。

 

真面目な自分が壊れることと、不快を感じることが嫌だったために、

 

不真面目な自分を見ない、受け入れないという防衛をしていました。

 

受け入れる瞬間に耐えるとは、波に逆らわないで波の動きに身を任せるように、

 

その感情に身を任せるようなイメージです。

 

 

この任せる、委ねるには信頼ということが必要です。

 

不真面目な自分もOKとして、その自分になりきる、

 

これが受容したということであり、それには信頼がなければできないことです。

 

つまり、自分を否定し、自分に不信を抱いていたら、

 

自分が自分に身を任せることも、委ねることもできません。

 

ここにも0~1.5歳に母との間で学ぶべき課題だった

 

“ 基本的信頼 ”ということが関わってきます。

 

 

最初の一回、受容するこの一歩を踏み出すことがなかなかできません。

 

人は未だ体験したことのない、

 

予測不能な未知の領域に足を踏み入れることを恐れます。

 

勇気を持って一歩を踏み出せば、そこに見えなかった道が見えます。

 

 

    - インテグレーター養成講座1 自己防衛5《防衛行動》 より

 

 

            インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

 

 

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