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ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 695(話が通じることは、心が通じること)

 

精神分析の対象は人間です。

 

まず、人間とは何でしょう。

 

人間と人間で無いもの、人間と動物の違い、人間と動物を分けるものは何か。

 

 

8月大阪子育て相談室でも話題になりました。

 

 

人間と動物の絶対的違いは、『言語』を使うことです。

 

『言語』には象徴機能があります。

 

象徴機能とは、現実に見たもの、今は目の前にないものを他のものに置き換えて

 

表現する働きです。

 

現実で見たものを言語に直して話すというのは、現実そのものではなく、

 

言語という記号に置き換えて表現されたものということです。

 

 

言語などの象徴を使うことで,実物を離れ,頭の中でいろいろ思い描いたり(イメージ),

 

筋道を立てたり,分類したり,関係を操作できるようになります。

 

つまり,思考が活発になり,概念化を進めることができるようになります。

 

 

この言語という記号を互いに共通のものとして使い、理解し合えるのが人間です。

 

それが「言葉が通じる」とことです。

 

 

言葉を使う会話によって、人は人を理解し合い、そこに愛着が生まれ

 

信頼を築いていきます。

 

これがまず母親と子どもの間でなされることです。

 

 

親子・家族の間でどれくらい言葉が通じるでしょう。

 

まず聞くということが出来ているかです。

 

いろいろな子どもの問題で分析に来られるお母さん、お父さん方には、

 

「まず子どもの言っていることをよく聞きましょう」と言います。

 

親の勝手な思い込みで聞いてしまいます。

 

 

また、クライアントは子どもの頃を振り返って

 

「親から頓珍漢な答えしか返って来なかった」と訴えます。

 

 

言葉には意味が伴います。

 

同じ日本語を話していても、この言葉に意味が人それぞれ違っています。

 

こう考えていくと、言葉が通じ、会話が成立することは

 

簡単なことではないようです。

 

 

相手の言葉を聴いて、理解し共感し、それが愛着、信頼にまで至る、

 

クライアントとの分析で、そういう交流性を心掛け、目指します。

 

 

本来は、親子の間で出来れば良かったことです。

 

 

話しが通じることは、心が通じることになり、

 

とても人間らしいことだと考えます。

 

 

 

         インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

 

http://lacan-msl.com/ ラカン精神科学研究所のホームページ

 

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

 

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

 

http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー