ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 708(児童虐待:自ら苦痛を求める)

 

虐待、主に親などから暴力を受けた子どもは、何らかの身体症状を表します。

 

生理的バランスが崩れてしまい、自律神経失調状態となり、

 

特に睡眠・食欲・排便などが乱れます。

 

外傷体験のために恐怖・怒り・悲しみなどの感情を駆り立てられ、

 

落ち着きがなく、不安で、居ても立っても居られないイライラを感じます。

 

更には、恐慌・狂乱・絶望という極限に至ることもあります。

 

 

この状態にとても耐えられないので、解離(意識・記憶・漢書・知覚・思考などをバラバラにし

 

自分というまとまりを失う)という防衛法を使います。

 

しかしそれは、自己解体感となり、自分が空っぽになる感覚になります。

 

それを抑えるには、身体に激しいショック痛みを与えることだ

 

ということに気付きます。

 

これが自傷行為になります。

 

 

外傷体験(虐待)によって心身の苦痛に耐えられず、自分を解体していった結果

 

自分というまとまりを失い、空無化恐怖=自己の空っぽ感に至った。

 

今度はバラバラ感と空っぽの自分を繋ぎとめるために、自分に痛みを加えるという。

 

 

これは身体の痛みの方が心の痛みよりずっとましなために、

 

自傷行為などによる身体の痛みに置き換えるためです。

 

 

どこまでも痛みと苦痛から離れられない状態を、自らつくることになります。

 

こうして痛みや苦痛の中に身を置き続けることになり、

 

やがて、自らすすんで痛みや苦痛を求めてしまいます。

 

楽であったり、安心して喜びが感じられる状況の中では落ち着かず、

 

かえって恐いと感じます。

 

快と不快が逆転してしまいます。

 

 

虐待は子どもの心とからだをボロボロにしていきます。

 

子どもを虐待する親もまた、子ども時代に虐待を受けていることが考えられます。

 

 

虐待の連鎖を止めたいものです。

 

 

虐待を止め、傷ついた心を癒し、快を求める心を取り戻す方法として精神分析があります。

 

 

     - インテグレーター養成講座Ⅰ 自己防衛Ⅱ 児童虐待- より

     (10月11日にインテグレーター養成講座で話す内容の一部です)

 

 

            インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

 

http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メールマガジン

 

http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー