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ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 729(切れる子ども達の構造)

 

人は外からの刺激に対して反応し、何らかの感情が生まれます。

 

この感情の高ぶりを興奮といいます。

 

例えば、自分を非難する言葉を言われたとします。

 

すると、怒り・憎しみの感情が高ぶります。

 

この興奮を拳で出せば、相手を殴るという行為になります。

 

ナイフに怒りを込めれば、相手を刺すことになります。

 

しかし私達には超自我があり、社会の規範に合わない行動は

 

抑えるように、出さないように働きます。

 

 

人は一日の内に、何度か怒り・憎しみなどの感情が生まれますが、

 

その度に抑えるため、この感情・興奮が蓄積されていきます。

 

蓄積されていく興奮・攻撃性を上手く処理しなけれなりません。

 

 

攻撃性・興奮を直接だすのではなく、別な経路で処理するのが、

 

防衛機制の昇華ということです。

 

殴る・蹴る・刺すなどの暴力・攻撃性を他のものに置き換えて、

 

社会に適応する形にする心の装置を持つ、

 

これが自我の強さであり自己防衛能力です。

 

そのためには、知性、精神力、言語力、論理的思考などが必要です。

 

 

例えば、怒りの感情、殴りたい衝動を、

 

ボクシングというスポーツで発散・処理するとか、野球でボールを打つとか、

 

ドラムを叩く、仕事にして大工さんなって釘を打つ、

 

芸術にすれば彫刻になり、美を創造になります。

 

木や石を削ったり、砕いたりしながら、仏像やビーナスなどが出来ていきます。

 

 

知性を使って置き換えが出来ないと、直接攻撃性を出してしまいます。

 

知性があれば暴力に訴えることなく、冷静に適応した形で処理できます。

 

 

心の構造として、この処理能力が未熟な子ども達は切れやすく、

 

攻撃的・暴力的になります。

 

子ども達は家で学校でも管理され、

 

「これをしなさい」、「あれはしはいけません」と言われ、命令指示されます。

 

しかし、反抗したい、言い返したいけれど攻撃性やストレス、興奮を

 

溜めておくしかありません。

 

溜まりに溜まって飽和状態になったところに、ちょっとした刺激でつつかれると、

 

一気に溜めていたストレス・攻撃性は噴き出す、これが切れる子どもの言動です。

 

外から入ってくる怒り・攻撃を生む刺激が溜まっていき、

 

それを出すことが少ないと、ストレスになっていきます。

 

この入ったものと出すもののバランスが取れていると心は安定します。

 

この状態が、自我が確立し、自己防衛能力が高いということです。

 

 

切れて暴力的になる子どもを怒ったり、力ずくで抑えつけたりすることが

 

いかに無意味化がわかります。

 

正しい超自我と、攻撃性の処理能力を子どもに教えるために、

 

まず親・大人達がそれらを自分の中に学習し持っていなければなりません。

 

 

威嚇や暴力を使わず、言葉で社会のルールや人としてあるべき資質を

 

しっかり語れる、そういう意味で厳しい父と、

 

子どもに『オールOK、敏速、適確、一貫』して世話する優しい母の基で、

 

子どもは健全に成長していきます。

 

 

     - インテグレーター養成講座Ⅱ 病理・不安神経症- より

 

 

       インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

http://lacan-msl.com/ラカン 精神科学研究所のホームページ

 

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

 

http://archive.mag2.com/0001106260/index.htm lラカン精神科学研究所メールマガジン

 

http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー