ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 731(母性、母性本能)

 

一般的に、「母性本能をくすぐられる」という言葉を聞きます。

 

これを聞くと、生まれながらに皆女性には、母性が備わっていると思われているようです。

 

はたしてそうでしょうか。

 

 

動物たちは子どもが親から離れていくまで、鳥は巣立ちしていくまで、

 

せっせと子どもにヒナに餌を運びます。

 

人間に母性があれば、皆一様に満足と快を得て授乳されるはずですから

 

口唇期欠損の赤ちゃんはいないはずです。

 

そうであれば、ニコチン中毒も、アルコール依存も、薬物依存もありません。

 

今世間をにぎわせている、清原元野球選手の覚せい剤常習もありません。

 

親が子どもを虐待し、ケガだけでなく、死に至らせる事さえあります。

 

 

人間は育児放棄します。

 

赤ちゃんポストというものが存在します。

 

精神発達論からいえば、0歳児保育に預けること自体が育児放棄にあたります。

 

なぜなら、生理的早産で生まれる人間の赤ちゃんは生後1年間、

 

母の皮膚で包んであげなければいけないのですから。

 

生理的早産とは、およそ500万年前人間が起立歩行を始めたことから、

 

それまでより骨盤が狭くなり、十月十日以上母の胎内にいると

 

胎児の脳が成長し頭が大きくなり、産道を通れなくなります。

 

そのために人間は、他の動物とは違い歩くまでに1年かかりますが、

 

1年早く生まれることになります。

 

こうして1年早く生まれるために、

 

生後1年間は胎内と同じような環境をつくってあげなければいけません。

 

それは、お母さんの皮膚で赤ちゃんを包むこと、つまり抱っこすることです。

 

ここで大事なのことは、『 母の皮膚 』 で包み、抱っこすることです。

 

ということは、その子を産んだ母以外の人が抱っこしたのでは

 

ダメだということです。

 

母以外の人に預けて抱っこされたのでは、その子は人生の初期からすでに欠損し、

 

その後の人生に大きく影響していきます。

 

 

これらをみれば、人間には母性は無いといえます。

 

 

それでも、女性たちには母性があって、子どもを産めば自然と母性が目覚めて

 

育てられると思われていないでしょうか。

 

母性本能があるのだから、産めば何とかなって育てられると安易に考えていないでしょうか。

 

しかし、いざ産んでみれば可愛いこともあるけれど

 

思った以上に世話することは大変なことがわかります。

 

ただ可愛いから、結婚すれば子どもを持つのが当たり前だなどでは済みません。

 

 

そこに、母親となった母自身の育った中での無意識・コンプレックスが動き出し

 

それがマイナスであれば、マイナスが強化せれて育児や子育てに反映します。

 

 

こういったことを含め、母性について、

 

インテグレーター養成講座1の自我論4で、お話ししています。

 

 

 

 - インテグレーター養成講座1 自我論4・母性とは- より

 

 

        インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

 

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