ラカン精神科学研究所(埼玉県鴻巣市)

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法です。その他ご相談もお受けします。 埼玉県鴻巣市にセラピールームがあります。 遠方の方には出張セラピー、スカイプ・電話によるセラピーも行っています。 詳しくは下記ホームページを参照し、お問い合わせください。 ラカン精神科学研究所ホームページ http://lacan-msl.com/  

分析家の独り言741(依存症)

 

ラカンは、「私の欲望は他者の欲望」といいます。

 

人間にとって最初の他者は母ですから、「私の欲望は母の欲望」になります。

 

自分という存在を誰が必要としてくれるでしょう。

 

この世に生まれた小さな人間を、社会も自然もその存在自体を知らず

 

必要としていません。

 

そんな中で母だけは自分を必要だと言ってくれる。

 

母が自分を必要だと欲望したから、自分がこの世に生み出され存在しています。

 

ただどれだけ母が自分を欲望したか、その度合いは人それぞれ違います。

 

 

わずかながらでも自分を必要とした母、

 

その母が自分に関心を向け、自分の事に心をくだき、悩み、一喜一憂してくれる。

 

こうして母が自分に関心を持ち欲望を持ってくれる、

 

この母から自分も欲望を学びます。

 

初めは関心のないものに、関心を持ち欲望を向けていくことを学びます。

 

何でもないものにこだわり関わる母から、子どもはそれを学びます。

 

 

その母が自分に関心を向け、こだわってくれなかったら

 

全ての事に無関心となり、全ての事はどうでもいい存在になってしまいます。

 

 

母が自分に関わる事で、母との対象関係によって

 

良い母のイメージが内在化され、それに対して良い自我が出来ます。

 

しかし、この良い母のイメージに対する良い自己イメージが確立していなければ、

 

母を物に置き換えて、外に物がいっぱい必要になります。

 

一個あればいいのに、同じようなものをいっぱい集めます。

 

スペア―を何個も買います。

 

それがないと不安になります。

 

例えば、ぬいぐるみをいっぱい部屋に置くとか、

 

ブランド品を買い込んで、着た事の無い服や履いた事の無い靴が

 

押し入れに詰め込まれていたりします。

 

精神内界に良い母のイメージが確立しないと、物で埋め合わせるしかなく、

 

スペア―をいくつもストックしておく必要があります。

 

これが高じたのが、買い物依存症です。

 

 

      - インテグレーター養成講座Ⅱ 病理・依存症- より

 

 

          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

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