ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 742(子どもの安定は母の気分・情緒で決まる)

 

自分への自信と自分の存在の確実性、

 

そこに「私はOK」という自己肯定があります。

 

これらプラスのものは、生まれた時からの母との関係で、

 

その基礎がつくられていきます。

 

 

生まれてもなお、母と心理的に分離せず、赤ちゃんは母と自分の区別がつかず

 

自他未分化な状態でいます。

 

子の時、母がしっかり我が子を抱っこし世話し、母子一体感があることが大事です。

 

赤ちゃんは母と自分を同一視しながら、自分の存在は母に支えられていますが、

 

母と分離せず、母と未分化なために、自分が自分を支えていると思っています。

 

このため、母の情緒が安定していれば、赤ちゃんの情緒も安定します。

 

この人は生まれながらに情緒が安定しています。

 

反対に、母の情緒は不安定であれば、赤ちゃんの情緒も不安定になります。

 

これでは生まれながらに情緒が安定せず、

 

夜泣きや自家中毒などの症状として表れます。

 

 

母の情緒次第で自分の情緒の安定・不安定が決まるという、

 

他者依存の構造があります。

 

最初から、母は母、私は私というように分離していないため、母に頼るしかなく、

 

母の影響をもろに受けます。

 

その時の、母の気分次第で、自分が心地好かったり悪かったりと振り回されます。

 

 

これでは母との正常な分離・分化も進まず、自分の存在は曖昧なまま確立していきません。

 

いつまでも自己存在の基盤を母に依存しなければならなくなります。

 

そのまま年齢を重ねても、いつも他者に振り回されていきます。

 

 

この人は、母の気分・情緒の変調を赤ちゃんの時から味わっているため、

 

気分屋で一喜一憂が激しく、

 

ちょっと褒められるなど良いことがあるとワッと喜び、

 

ちょっと貶されるなど悪いことがあるとすぐに落ち込みます。

 

その度合いによっては、将来気分変調障害になる可能性もあり、

 

うつ病に見られる日内変動もここに端を発すると考えられます。

 

 

個人の分析の中でも、子育てにおいてお母さん方には「出来るだけ一喜一憂せず、

 

気分・情緒の揺れを少なくしてください」と話します。

 

 

安定した心で子育てするには、母自身の養育状況、

 

つまりその生母・家族との関係が大きく影響しています。

 

この無意識・コンプレックスを精神分析でみていき、安定に導きます。

 

 

子育てするお母さんの心の安定を支える夫であり

 

子どもにとっての父の存在も大きいです。

 

もちろん夫婦仲良く円満である事が、子ども・家族の仕合せになります。

 

 

     - インテグレーター養成講座Ⅱ 病理・躁うつ病 より

 

 

          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

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http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー