ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 744(自分で自分の枠を動かし自己を統制する)

 

私達は生まれてから、親・周りの大人・学校・先生・社会などによって、

 

社会で生きていく規範・規則を教えられます。

 

 

家庭では親によって、「これはこうするものだ」、「こうありなさい」と言われます。

 

親に言われる事は、親の価値と考えを教えられるのですが、

 

それが全て正しいとは限りません。

 

親自身の偏見やコンプレックスから来る事も多いためです。

 

 

思春期くらいなると、これまで従順だった子どもが親に反抗的態度をとります。

 

家庭や学校でのルールや秩序からある程度逸脱した行為をします。

 

そうする事によって、これまで「こうあるべき」、「こうしなければないない」と

 

教えられた枠を、自分で試行錯誤しながら外したり広げたりしていきます。

 

例えば、学校をずる休みして映画を見に行く。

 

これが常習化・慢性化してしまうと問題ですが、

 

挑戦的・冒険的意味あいで、融通をきかせ試しにやってみるというのも大事な事です。

 

その結果、ずる休みして映画を見ても心から楽しめなったと感じて、

 

やはり休みの日に行こうと感じたなら、それは試みたからこそわかった事です。

 

 

初めからずる休みはいけないと頑なに思っていると、試みることが出来ません。

 

ルールを守る事も大事ですが、ある程度融通をきかせる余裕、遊びの部分も必要です。

 

車のブレーキにも遊びがあって、ある程度踏み込まないとブレーキがかかりません。

 

このブレーキの遊びがないと、ブレーキがきき過ぎて乗り心地が悪くなります。

 

 

規則を無視してあまりにも逸脱してしまうのではなく、

 

かといって、杓子定規に規則第一で融通がきかないでもなく、

 

程々の融通をきかせながら試行錯誤し、自分を統制していく学習をする事です。

 

 

こうして親や学校・社会から教えられはめられた枠を、許容性を持って広げるには

 

しっかりした自我と超自我が無ければ出来ません。

 

枠を広げていけばその範囲は広がり、それを統制する力、心的エネルギーが必要になります。

 

限られた狭い範囲なら、それほど心的エネルギーは使わず統制力も要りません。

 

 

この枠を自分で壊し広げ動かすことが出来ないということは、

 

他者がはめた規則・枠であるという事です。

 

自己統制力をいつまでも他者(主に親)に頼っていると、自分で自分を変えられません。

 

他者がはめた規則・枠を自分で検討・吟味することなく、

 

他者に支配されたままでいるので、

 

やがて自分では考えない人になり、動けなくなります。

 

 

だからこそ、まだ成長・発達途中の心が柔らかく凝り固まっていない思春期から

 

自己統制の学習をしていけば、大人になってもいつでも臨機応変に、

 

適切に自分を変え再統制していけます。

 

思春期には反抗期があって当然であり、少々の悪に触れること事も大事です

 

 

それには子どもを信じて関心を持って見守る親の態度が必要です。

 

 

- インテグレーター養成講座Ⅱ 病理 児童・青年期の病 行為障害 - 

                 2016.4.3 講座内容より

 

        インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

 

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http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー