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ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 757(ラカン講座より:抱っこと皮膚とドクロ💀)

 

ラカンがいう、人間は寸断された身体イメージで、バラバラな感覚を持っていると。

 

なぜなら、触覚・視覚・聴覚・味覚・臭覚の感覚はそれぞれバラバラであり、

 

人間はこのバラバラな感覚の寄せ集めだからです。

 

このために、全身をスッポリ包んでしまえる身体の大きさの赤ちゃん時代から

 

しっかりと母親によって抱っこされ、撫でられる事で、

 

バラバラな身体が繋がっていきます。

 

 

そして、このバラバラな感覚の身体を全部包んでいるのが皮膚です。

 

皮膚によって自分の身体が一つにまとまります。

 

この皮膚も、抱っこされ撫でられるというスキンシップによって繋がっていきます。

 

赤ちゃんにとって、母のお腹の中に居た胎児の状態は母の身体で包まれていた、

 

つまり抱っこされていたと同じ状態です。

 

 

受胎の瞬間からの母と十月十日過ごし、

 

生理的早産である人間の赤ちゃんにとっては

 

出産後も母によって抱っこされる事が大事です。

 

それ以外の人、例えば祖父母、保育士、更に赤ちゃんの父親であっても、

 

赤ちゃんにとっては母以外の皮膚で抱っこし包まれたら、

 

見捨てられた、切り離されたという意味になります。

 

 

心地好く触れられ、撫でられ、そこに触れられた時の感覚が生まれます。

 

しかし、触れられた瞬間のその感覚は長続きせず、すぐに消えていきます。

 

だからこそ、全身を一度に包んでしまう抱っこは、全身を同時に感じられ、

 

その時間が長いほど、その感覚を味わう時間も長くなり、

 

抱っこされた時の心地好さがマーキングされていきます。

 

 

更に、抱っこによって皮膚が作られていきます。

 

皮膚は自我であり、自分以外の他者・対象と分ける自我境界でもあります。

 

0歳児保育やおばあちゃんっ子などにより、

 

母親に抱っこされていない人、皮膚がつくれなかった人達が一杯います。

 

残念ながら私も生後間もなく祖母に預けられたので、その一人でした。

 

 

抱っこされる事が少なく、皮膚が無い人達が好む物の代表が『ドクロ』です。

 

ドクロの絵やマークの描かれたTシャツ、靴下、カバン、アクセサリー…等々、

 

街中で身につけている人をよく見かけます。

 

 

人間の全ての言動には意味があります。

 

もし子どもさんがドクロマークのグッズなどを持っていたら、要注意です。

 

何歳からでも、気がつけば皮膚、自我をつくる事が出来ます。

 

 

自分が欲しい皮膚を鏡の像が持っています。

 

その鏡の像は他者(人間)に移し替えられます。

 

すると自分が欲しい皮膚・自我をその人が持っているので、

 

そこに『羨望』と『嫉妬』を抱き、それを自分が奪い取りたいと思います。

 

これが『先取り』と『攻撃性』であり、これを『ナルシシズム』といいます。  

 

                     (2016年.9月 ラカン講座より)

 

 

              ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実

 

 

http://lacan-msl.com/ラカン 精神科学研究所のホームページ

 

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

 

http://archive.mag2.com/0001106260/index.htm lラカン精神科学研究所メールマガジン

 

http://www.sifuku-no-yakata.com/ 始源回帰セラピー