ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 758(自体愛をつくる)

 

人はまず自分の体が受け入れられる事です。

 

そして自己保存欲求によって自分の肉体を肯定する事を学びます。

 

また、母親による適切な世話行動によって欲求の充足感を得ます。

 

そのためには、餌のようなただ空腹感が満たされればいい

 

というような食事ではいけません。

 

 

充足感は、安心と安全が保障された中で、団欒と温もりが感じられ、

 

温かいものは温かく、冷たいものは冷たく用意された食事を

 

美味しく和やかな雰囲気の中で楽しく食べた時にだけ満たされるものです。

 

こういった食事を生まれてから毎日三食、7年間は味わう、

 

これによって人間らしく生きる基本ができるといいます。

 

 

 

 

家族の中に嫁姑、夫婦などの争いがあったり、

 

いつも出来合いの食事を買ってきて並べたり、

 

食べた時に食べたいものを食べたい量だけ食べられないで、

 

「時間だから食べなさい」、もう満腹なのに「もっと食べろ」などと言われ、

 

他者の意志によって食べさせられたのでは、

 

人間らしい食事とは言えないという事です。

 

 

生理的欲求を満たすことによって、自体愛がつくられます。

 

欲求充足に挫折すると自体愛を持てず、自己否定に至ります。

 

すると後に、自分の体が嫌いだから整形したいとか、

 

病気になって内臓を切り取り削除してしまう事になります。

 

 

この自体愛を持つだけでも私達にとっては

 

なかなか大変な事だったことがわかります。

 

なぜなら、自分一人でつくれるものなら努力も出来ますが、

 

それはほとんどが胎内から母の自分への扱い、

 

対応によって決まってしまうからです。

 

 

この自体愛が満たされて確立し、ようやく自己愛にいけるのです。

 

自分の顔、姿を鏡に映して見る事が嫌だ、恐いという事は、

 

自体愛が欠けているという事になります。

 

自体愛という肉体の場から、今度は自己愛という精神の世界に移ります。

 

鏡に映った自分の姿に惚れ惚れする、あのナルキッススの神話の世界です。

 

 

こうしてみていくと、私などは、人間らしく生きるという基本からは

 

かけ離れていたことがわかります。

 

理論を学ぶと、理論でいう正常と自分の差異に気付き、

 

いかに自分が欠けていたかを思い知らされ、精神的に応えることがあります。

 

こために、個人分析と同じ効果があるといえます。

 

知る事によって悲しく、辛いこともありますが、

 

それでも自分を知ってよりよく生きたいと願う欲望が、理論を学ぶ力になります。

 

 

講座の度に、受講生のクライアントと、「凄いですね。

 

こんな事は一般的にどこに行ってもまず言わないし、学ぶ事はまずない」と

 

話します。

 

私も話しながら、フロイトラカンの知性に感動します。

 

 

                 (ラカン講座 『性欲』より)

 

 

              ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実

 

 

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