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ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 761(“ ~したい ”を抹殺され“ 死体 ”として生きている)

 

社会は私たちにルールーを守り、それぞれにある役割を生きる事を要請してきます。

 

例えば、信号など交通ルールを守る事、列に並び順番を守る事などです。

 

こうして一定の行動を強いられ、行動はパターン化されます。

 

一方、自らが考え行動する事が法に触れる事があります。

 

法を守らなければ、自分の心の中にある超自我によって罰せられます。

 

 

社会は社会適応するための超自我だけを要求し、

 

それに応えて、超自我は社会適応を優先し、

 

エスからのエネルギーを供給された自我の自由な行動を抑圧し、押し潰します。

 

超自我が強いと一切の自由も自発性もなく、

 

社会のルール、道徳、法律の塊になり、

 

こうあるべきだというルールからはみ出る事がありません。

 

はみ出ようとすれば、超自我から「罰をうけるぞ」と脅かされます。

 

 

親も子どもに、「自分達のいう事をきいていればいい」と、

 

親の引いたレールの上に乗る事を要求してきます。

 

それは、寝る時間、勉強、ゲームなど、日常の些細な事から、

 

どこの学校に行き、どういう仕事につくか、どういう人と結婚するかなど、

 

進路や子どもの人生に大きく関わる事まで、様々な事に関して、です。

 

すると、自分の意志や考えなど必要がなくなります。

 

 

これでは自我はますますエスからのエネルギーを供給されず、

 

やせ衰え、貧弱になり、最後には動かなくなります。

 

 

自我が自らの意志を持たず、自発性を放棄し、

 

社会や親の求める超自我の塊になれば、管理しやすくなります。

 

こうして“ ~したい ”という欲望は抹殺されて、

 

人は生きながらに“ 死体 ”になります。

 

別名“ ゾンビ ”ともいいます。

 

 

育つ過程で、知らず知らずのうちに、自分の自由な考えや意志、自発性、

 

欲望は潰され、社会や親に求められ、そうしなければならない自分、

 

そう演じなければならない自分になって、その役割を生きています。

 

 

社会や家庭で役割を全うすることも必要ですが、そればかりではなく、

 

一個人として生きられる空間と時間を持つ事が大事です。

 

日常をいかに自分で区切るか、です。

 

 

精神分析は、役割を演じている事に気付き、自発性を取り戻す事を目指し、

 

サイコドラマという手法も使います。

 

そして、未来を思って不安になったり、

 

過去を振り返って悔んだりするのではなく、

 

『今ここに生きる私』を味わうことです。

 

      (2016.10.16.精神分析理論講座3 『サイコドラマ』より)

 

 

           ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実

 

 

http://lacan-msl.com/ラカン 精神科学研究所のホームページ

 

http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法

 

http://archive.mag2.com/0001106260/index.htm lラカン精神科学研究所メールマガジン