ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 770(いい子、いい人 : 共謀関係)

 

一対一の二人関係において共謀が行われます。

 

精神分析でいう『共謀』とは、二人に共通する無意識の共演です。

 

二人関係とは、夫婦であったり、恋人、遊人、親子の関係です。

 

共謀は相手が求める自分への役割に、合わせたり応えたりする構造があります。

 

 

親子の関係でみると、親の理想とする子ども像を押し付けられ、

 

子どもはその役割を演じる事を義務と感じやらざるを得なくなります。

 

例えば、母親が「あなたは勉強もお手伝いもしていい子ね」と言います。

 

言われた子どもは、お手伝いなどしたくない、勉強も好きではないし

 

親の言うことなどきかずに本当は遊びたい。

 

ところが「あなたはいい子だ」「いい子だ」と言われると

 

親の期待を裏切れなくなって、応えてしまいます。

 

親の求めるいい子でいる限り、いろいろな物を与えられ、居心地よく家に居られます。

 

子どもに限らず、人は貶されるよりは褒められたいのものです。

 

それを親の期待するいい子をしなければ、一挙に自分への親の待遇は悪くなります。

 

今度は「ちっともいう事をきかない悪い子」と言われます。

 

これでは子どもは親が理想とするいい子に合わせて演じるしかありません。

 

 

こうして子どもは親が理想とするいい子に合わせていくと、

 

いい子の下に隠れた悪い子は、無意識に抑圧されていきます。

 

これがいい子、優等生が、不良と結婚する理由です。

 

 

自分がしたかったけれどできなかった、自分の理想、無意識を

 

相手に転付し演じさせる。

 

これはパートナーを選んでいるとは言い難く、

 

共通した無意識を持ったパートナーしか見えない、魅力を感じないだけです。

 

 

親は子どもに自分の理想とするいい子を止めないでやり続けて、幻滅されないでと

 

しがみつきます。

 

これではいい子いい人を止めたいけれど止められないで、葛藤し疲れていきます。

 

ただし親が子どもにしがみついているというのは無意識です。

 

この自分の無意識を知って受け入れ、

 

相手に依存するのではなく、自己を確立しそれぞれが自立していく事です。

 

  - 精神分析理論講座 夫婦共謀2 自己愛的・口愛的共謀 より -

 

 

       ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実

 

 

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