ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の独り言 771(相手に自分と同じ思いを味わわせたい:復讐と教育)

 

転移と逆転移の中で『同態復讐法』というものがあります。

 

「目には目を歯には歯を」という言葉あるように、

 

自分の自己愛を傷つけられたため、相手の自己愛も傷つけてやろうと思います。

 

自己愛が傷つけられた苦痛・屈辱を同じように相手にも味わわせたい。

 

これを復讐といいます。

 

 

相手に自分と同じ思いを味わわせたいという意味では、

 

『教育』とは『復讐』であると分析されます。

 

教育する、教えるとは、自分が知りえた同じ『知』を、

 

相手に知らる事であり、知られたいと思う欲求です。

 

これが教育の熱意です。

 

自分が屈辱を感じさせられたから、相手にも自分と同じ屈辱感を知らせたい。

 

相手に知らせる内容が『屈辱』か『知』かの違いで、

 

相手に自分と同じものを知られたいという意味では同じだという事です。

 

 

『同態復讐法』とは苦痛や屈辱感の共有です。

 

喜びや安堵感を伝え共有するのは一体感であり、

 

こんなにも自分は喜びを与えられたから、同じように相手にも伝えたい、

 

これを『感謝』といいます。

 

『感謝』が『同態復讐法』の解決法になります。

 

 

人は自分が味わった苦痛を他者に伝え転付します。

 

こうすることによって相手に自分の苦痛を理解して欲しいと思います。

 

相手に理解される事は受け入れられる事であり、

 

自分の苦痛を相手と分かち合う事になります。

 

この分かち合いによって、自分の苦痛が減少します。

 

この分かち合う相手を子どもにしてしまい、子どもに親の愚痴をきかせてしまうと、

 

子どもは親の痰壺、つまり汚いマイナス感情のはけ口にされてしまい、病みます。

 

 

『理解』とは、相手が自分の苦痛を受け取り、共鳴・共感する事です。

 

その場面が分析であり、相手として分析家がいます。

 

       - 精神分析理論講座3 『同態復讐法』  より -

 

 

              ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実

 

 

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