ラカン精神科学研究所

ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法で治療します。その他ご相談もお受けします。 相談・治療内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、子育て、家族問題(親子関係・夫婦関係)などで、とにかく話を聴いて欲しいと言われる方もおられます。 また「子育て相談室」や「分析理論講座」、「インテグレーター養成講座」を開催しています

分析家の語らい26(うつ:肯定される事)

うつ状態で分析に来た男性クライアント。

 

その話を聴いていくと、クライアントの感じ方・考えは正しかった。

 

ところが、家族をはじめ周りの人達はクライアントを責めました。

 

「意気地がない」、「堪え性がない」、「我慢が足りない」、「そんなことでどうする」

 

などと言われ、クライアント自身もそうなのかと自信を失っていました。

 

こうして他者に否定的に語られると、よほどしっかりとした自分(自我)を

 

持っていないと、周りに潰されてしまいます。

 

分析で丁寧に話を聴いて、「あなたは間違っていない」、「その考えは正しい」と

 

クライアントを肯定しました。

 

それとともにクライアントは、元気を取り戻し社会復帰していきました。

 

 

こういった例はいくつもあります。

 

こういうクライアントがよく言われるのは、「精神科に行かず薬も飲まずに

 

よく回復しましたね」という言葉です。

 

精神分析からいえば、「うつが薬で治るのか」と言いたい。

 

薬で脳内ホルモンを調整しても、根本的な心の問題を解決しなければ

 

またぶり返します。

 

 

家族や周りは何とか社会適応させようと励ましたりしますが、

 

うつの人を励ましていけません。

 

まして否定したら、ますます落ち込みます。

 

 

また、こじらせないうちに早めの対応が大事です。

 

できればまだ動ける余力があるうちに分析に来てもらえば、回復も早いです。

 

 

いずれにしても、否定されて良くなることはありません。

 

肯定する事の大切さがよくわかります。

 

子育ても、人を元気にするのも肯定的言葉をかける事です。

 

 

      ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実

 

 

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